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露日外務防衛閣僚協議(2+2)に向けてのラブロフ外相の訪日に際してのロシア外務省のコメント(2017年3月17日)

3月20、21日ラブログ外務大臣が第二回外務防衛閣僚協議 「2+2」に参加するために日本を訪問する。 2016年12月のプーチン大統領訪日時の合意によって、外務防衛閣僚協議「2+2」が再開されるためだ。第一回目の協議は2013年11月に東京で開催された。

露日間で主要な国際問題、地域内の問題を協議するために「2+2」というフォーマットを活用することは極めて重要である。日本側に対し、地域内のすべての国の懸念を鑑みた上で、ブロック主義を超越した形でのアジア太平洋地域の安全保障の新たな構造を形成していくために、ロシアはどのような原則に基づいてアプローチをしていくのかという点を詳細に説明していく所存である。

さらに、防衛や安全保障といった分野における両国間の信頼を強化していくための方策を協議し、また米のミサイル防衛システムのアジア太平洋地域への展開についてのロシアの評価も日本側に伝える予定である。

ラブロフ外相は、岸田外相と個別の会談も行う予定である。両国の外相は、2016年12月15、16日のプーチン大統領日本公式訪問の際の合意の実施、また今後の首脳会談を含む政治対話のスケジュールを検討していく。

ラブロフ外相の東京訪問は、これまでの両国の省庁間のやり取りを2017年も継続するものであり、予定されている安倍首相のロシア訪問への準備の最終段階となる。露日政治対話の活発化に連動してポジティブな傾向が見られるようになった。11年ぶりとなる昨年12月のプーチン大統領訪日の結果として、これまで前例のない広範な範囲に渡る両国間の協力促進があげられるが、12の政府間・省庁間合意、68の民間ベースの契約が調印されている。

両外相は今後も緊密な対話を継続することで合意している。安倍首相はロシア訪問の招待を受けただけでなく、2017年9月の第3回東方経済フォーラムへの参加も表明している。

安全保障分野における相互協力はより強化されている。開催が目前に迫った「2+2」再開の他にも、両国の国家安全保障会議(NSC)、外務次官級戦略対話でも緊密な接触を続けていく。

安倍首相による「8項目の協力プラン」とそれに対するロシア側の提案に基づいた二国間プロジェクトの中でも特に将来性があるとされるものの具体化に向け、作業を継続していく。すでに試験的なプロジェクトも立ち上げられている。

順次、それらのプロジェクトを実現していくことによって、露日間の経済関係全体が押し進められ、両国間の貿易高が減少している現状を改善することができる。されに3月末に予定されているオレシュキン経済発展大臣兼対日経済協力担当の特別代表の訪日によって、貿易経済面での協力のポテンシャルが大きく開かれると期待することができる。

政府間の交流が活発化しており、昨年はロシアの上下両院の代表が日本を訪問している。

二国間の文化交流も非常に活発となった。本年の「ロシアのシーズン」文化フェスティバルは日本で開催されることとなり、2018年は「日本におけるロシア年」、「ロシアにおける日本年」となることが確定している。このような文化的なイニシアチブによって、ロシアと日本の、お互いの国におけるポジティブなイメージをさらに強めていくことができる。

プーチン大統領と安倍首相の合意により、3月18日に、南クリル諸島における共同経済活動に向けての外務次官級会合も開催される。共同経済活動が南クリル諸島と北海道の住民に手応えのある利益をもたらし、南クリル諸島の社会的・経済的な発展に寄与していくためにこの会合は非常に重要なものとなる。今後、元島民の墓参に際してビザ手続きを簡素化するために活発な作業が続けられている。