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アレッポでの化学攻撃に関するロシア外務省情報出版部コメント

11月24日、イドリブ県の戦闘終息区域に潜伏していた「アン・ヌスラ戦線」のテロリストが、アレッポの住宅街-アル・ハリディヤ、アズ・ザフラ、ニル通りに対し毒物入りの砲弾による銃撃を行った。把握している情報によると、この攻撃で女性、子ども、老人を主とする一般市民73名が、急性の化学中毒の症状(呼吸困難、吐き気、気管上部損傷など)で病院に搬送された。被害者のうち8名が重症となっている。また、物的損傷も非常に大きかった。

モスクワは極めて厳しい姿勢で、アレッポ一般市民に対するこのテロリストによる攻撃を批判する。イドリブの戦闘員が、「ホワイト・ヘルメット」活動家の積極的な支援により、化学兵器を使った挑発行為を準備していることを、国際社会に対し何度となく警告、注意喚起してきている。10月末には、その目的でイドリブ県に、塩素と想定される毒物入り容器数十個が持ち込まれたとの情報も入っている。直近では10月30日に、アレッポ近隣の居住地区に搬入されている。

アレッポでの銃撃を受けて、シリア・アラブ共和国は国連事務総長、国連安全保障理事会書記長、化学兵器禁止機関事務局長に対し、本件に関し即座に調査を行い、現場に専門家を派遣するよう要請する書簡を送付した。近年シリアの一般市民を恐怖に陥れるため毒物を利用していた者を短期間で見つけその責任を問うべく、最善を尽くさなくてはならない。

アレッポの一般市民に対する野蛮な攻撃が無論批判の対象になることに疑問の余地はなく、またただ見過ごされてはならない。これまで一度となく、シリアでの化学兵器使用を許してはならないと主張してきた国際社会が、然るべき姿勢でこの攻撃に反応することを期待している。毒物使用の事実を確認する上で国際的に権威のある主要機関としての化学兵器禁止機関が、「化学兵器の開発、生産、貯蔵および使用の禁止ならびに廃棄に関する条約」に完全に則し、しかるべき時期に専門的な調査を実施するであろうことからも。