10 7月 / 2024

日本テレビへのN.S.ノズドリェフ駐日ロシア大使のインタビューに関する情報

要点:

長年にわたって築き上げられた両国関係の基盤はほぼ完全に破壊された。偽りに満ちた「同盟国の団結」を口実に、岸田政権は両国の利益に合致する建設的協力を積極的に打ち消し、ロシアに「戦略的敗北」をもたらすという目標を宣言した。

建設的連携への回帰は日本政府が非友好的政策を実際に放棄し、我が国に発動した不当な制限を解除し、ロシア極東国境付近における軍事活動の増強を停止しない限り不可能である。

ロシアはもっぱら両国間の平和、善隣関係、協力に関する協定について話を進めてきたが、その課題とは信頼の強固な基盤と関係発展を長期的に築くことであった。現状においてこのテーマに関する対話は不可能である。

現在のウクライナ紛争は特別軍事作戦の遥か昔に始まった。出発点は2014年2月である。この時、米国とEUはウクライナで自ら引き起こした武装クーデターを公然と支持した。我々は紛争を凍結しようとするのではなく、7月14日にロシア外務省で開催された会議でV.V.プーチン露大統領が詳細に説明した条件に基づき、政治的・外交的手段を通じて最終的に終結させようと努力している。

ロシアは国際舞台でポジティブ、かつ建設的な政策を掲げており、これは我々の友好国であるグローバル・サウスの国々にもよく理解されている。多極化の傾向は加速しており、我々はパートナーと協力し、共通の問題を解決する上で効果的な方法を模索するつもりである。

露中、及び露朝関係の深化に対して日本を含む西側が示す安全保障上の不安や懸念には根拠がまったくない。我々の協力は平等、互恵、そして相互の主権尊重という原則に基づいて構築されている。これは第三国を敵とするものではない。