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エイムズベリー事件に関する駐日ロシア大使館のプレスリリース

英国政府は、依然として、エイムズベリー市で二人の市民が中毒した事件を利用して、反ロシア・キャンペーンを繰り広げている。英国が、この事件の責任をロシアに負わせようとする試みは、実に、非生産的で不条理である。

英国政府の発表の通り、数十年にわたって化学兵器関連のプログラムが実施されている英国国防総省のポートンダウン研究所の近くで、軍用有毒化学物質による事件が定期的に発生している。これが偶然の一致なのかどうかは不明であるが、いずれにせよ、英国西部を訪問する旅行者の生命と健康への脅威という意味において大きな懸念であることは事実だ。

エイムズベリーでの事件の原因と状況について徹底的かつ慎重な捜査を行うことを呼びかけたい。捜査結果は、透明性を保ち、かつ公表されるべきであり、加害者は法に則って責任を負わなければならない。ソールズベリーでのセルゲイ・スクリパリ、ユリア・スクリパリの事件に関連しての、英国による何の根拠のないロシア非難を考えると、このエイムズベリーの一件においては、事件捜査の透明性を最大限に確保することが非常に重要だと思われる。

ロシアは、多数回にわたって、化学兵器禁止条約や、1959年の刑事上の相互扶助に関する欧州条約の関連機関との協力の下での、ソーズベリーでの事件の共同捜査を提案してきた。しかし、ロシア検事総長から英国の管轄当局へ送られた法的支援に関する質問、また実務レベルでロシアからの呼びかけは、今も未回答のままである。英国政府のこのようなアプローチは、事件の真相を究明し、加害者を特定する上で何の助けにもならない。

 ロシアは、依然として英国の法執行機関との相互協力や接触を進めていくことを望み、そのための準備はできている。ロシアは、英国政府に対し、常識に基づいて行動し、エイムズベリーでの事件の捜査を公に開かれたものとすることによって、法治国家としての英国のイメージを損なっている損失をこれ以上、拡げないようにすることを促したい。