大使館ニュース

戻る

M.ガルージン大使がフジテレビの取材に応じた

5月29日、M.ガルージン駐日ロシア大使がフジテレビの取材に応じて、平和条約に関する質問に以下のように答えた。

「もし、貴方がジャーナリストとしてご質問の中で、ロシアが日本に南クリル諸島を『返還する』必要があると主張しているのであれば、それはイコール日本政府の姿勢の極端なものを表明し、平和条約交渉の結果をあらかじめ決めようとする試みとなります。そうすると私は、駐日ロシア大使として、南クリル諸島は第二次世界大戦の結果、絶対的な法的根拠に基づいて、ソ連、ロシアに移管されたものであることを表明しなければなりません。ロシアにとって、第二次世界大戦の結果は厳然たるものであり、それを見直すということはあり得ないのです。

今日、最も必要なのは、露日関係の良好な雰囲気を作り出すため、建設的な共同作業に焦点を当てていくことです。ロシアと日本の戦略的な利益に合致し、かつ、両国の国民から充分な理解と同意を得られるような、両国が受け入れ可能な平和条約締結問題の解決策を切り開くためにです。

日本のメディアは、まるでそれが日本メディアの特徴であるかのように、毎回、異なる見解や立場を衝突させようとしていますが、これは、あまりにも非生産的ではないでしょうか。5月25日にプーチン大統領が、世界各国の通信社の代表との会合の席上、『ロシアも、露日両国にとって受け入れ可能な妥協案が見出せるように努力する』と発言しています。」

M.ガルージン大使は、また記者に対し、ロシア側は南クリル諸島に対する日本国民の感情には敬意を払っていると語った:

「ロシアは南クリル諸島での共同経済活動の実現にむけて建設的な雰囲気の中で対話を続けています。親族の墓参りを願う元島民の皆様のため、ビザなし墓参を実施しています。私たちは、空路での渡航を含め、元島民の皆様の墓参の快適な環境を提供できるよう努力しています。南クリル周辺水域において日本漁船が今まで通り、操業することに合意しています。ですから、私たちには、ここ日本において、同様にロシア国民の感情を尊重した対応を期待する権利があると考えるのです。

結局のところ、島々がソ連とロシアに受け渡された事実は、私たちが、多大なる犠牲を払って、同盟国と共にナチス・ドイツとその衛星国に打ち勝った第二次世界大戦の結果であるのですから。」