駐日ロシア大使館においての「ロシアの日」にちなんだレセプション
さる6月9日、在日ロシア大使館ではロシア連邦国民の祝日『ロシアの日(6月12日)』を祝賀するパーティーが開催されました。
M.Y.ガルージン駐日ロシア大使は、集まった人々に歓迎の挨拶を述べました。大使は、ロシアのウクライナでの特別軍事作戦を口実に西側集団がかつてないルソフォビア・キャンペーンを展開する中、政治情勢に左右されることなく我が国の真の友人であり続ける人々と共にロシアの日を祝賀できることは、たいへんうれしくまた重要でもある、と強調しました。またガルージン大使は、日本政府が加担する近視眼的かつ破壊的な反ロシア政策は何より日本人自身に悪影響を及ぼしていると指摘した上で、それでもなおロシアには日本との実践的で対等な互恵的協力を行う余地がある、と述べました。
レセプションでは、ロシアの偉大な友人であるプーチン大統領杯サンボ全日本選手権大会実行委員長の浅井信幸氏に対して、ロシア連邦O.V.マトイツィンスポーツ大臣からの感謝状の表彰が行われました。
すぐれた文化活動に取り組み数々のソ日合作映画にも出演している著名な女優で、ロシア文化フェスティバル日本組織委員会副委員長を務める栗原小巻氏が招待客を代表して挨拶に立ち、文化面における露日関係のさらなる発展への願いを述べました。
現在東アジア共同体研究所理事長を務める鳩山友紀夫元首相も、出席者を前に挨拶を述べました。鳩山氏は、第二次世界大戦後の1956年に我が国と日本との関係を回復した鳩山一郎元首相の孫にあたります。
『ロシアの日』祝賀の乾杯の発声は、日本維新の会の鈴木宗男参議院議員が行いました。
オペラ歌手の中村初恵さんと川副千尋さんは、日本とロシアの国歌と両国の楽曲を素晴らしい歌声で披露しました。
この日のために特別に飾られた花は、日本でも人気の高い生け花の流派『草月流』の高橋篁赫さんによるものです。
この日の集まりでは、終始友好的で打ち解けた雰囲気の中で交流が行われました。